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「カメラ付きドローンとの旅」8 つのヒント

Drone flying at sunset

どんなに長い自撮り棒でも届かないような場所に、ホバリング中のヘリコプターよりも近づいて撮影できるカメラ付きドローンは、写真撮影における最先端テクノロジーです。

ここ 2~3 年で急速に、カメラ付きドローンがブームになりました。 かつては大きなヘリコプターと予算がなければプロレベルの空撮は到底不可能でしたが、今では一般人が日常的に撮影できるようになっています。

ドローンは写真家にとって夢のような手段です。 陸上という写真撮影の制約から人びとを解放し、空へと飛び立ち、高い視点から世界を捉えることで創造力をかき立ててくれます。

ここでは、適切なドローンの選び方から、飛行機で移動する場合のバッテリーのルールまで、「カメラ付きドローンとの旅」に役立つ 8 つのヒントをご紹介します。

ドローンとともに地面に寝転ぶ人々
写真提供: チェイス・ガットマン氏

1. ちょうどいいサイズ

仕事でもっとも大事なのは、適切なツールを用意することです。つまり、写真家の操縦ニーズとアート上のニーズにぴったりのドローンを選択することが必要です。

ドローン市場には、小型で手ごろな価格のドローンからハイエンドの映画撮影用無人航空機 (UAV) まで、多岐にわたる選択肢があります。

小型のドローンは軽量で持ち運びしやすく、過酷な長距離の旅や広範囲にわたる冒険の撮影に最適です。 駆け足のハードな旅をする人にとって、満杯になったバッグにも詰め込めるDJI SparkGoPro Karma などのドローンは、価格的にも手ごろな選択肢と言えます。

サイズ的にこの対極にあるのが、DJI Inspire 2Freefly Alta などの非常に大きなドローンです。 これらのモデルには重い専用ケースが必要で、そう簡単にはあちこちに運ぶことができません。

このような大型で高価なドローンの場合は、ほかでは得られない画質と極めて高い堅牢性が提供されます。 大型の機種は、短期間の旅行や、簡単にアクセスできる場所での撮影、または機材を運ぶ人手のあるときに取っておきましょう。

これらの中間にあるのが、DJI Phantom 4Yuneec Typhoon H です。これらにはインテル® RealSense™ 3D カメラ・テクノロジーが搭載されており、ドローン自身で障害物の検出と回避を行うことができます。 中型サイズで機能が豊富なドローンなら、バックパックを担いで行けるところであれば、どこにでも持って行けます。

2. 充電

空撮を十分に楽しみたいなら、複数のドローンバッテリーを持って行きましょう。 バッテリーが 1 つしかなくても広範囲を探索することはできますが、飛行途中でバッテリーがなくなることほど最悪なことはありません。

予備のバッテリーがあれば安心できるだけでなく、想像していた以上にさまざまなものを見ることができます。 映画のように広範囲のパンで撮影するなら、さらに多くの電源パックを用意すべきです。
ただし、保持できる電力量を強みとするリチウム電池は、飛行機の手荷物として預けることができないため、

注意が必要です。 また、リチウムポリマー (LiPo) 電池は、客室内に持ち込む前に必ず放電してください。 さらなる安全と保護のために、電池を LiPo 耐火性保存バッグに入れて持ち運ぶことも検討してください。 旅行中の充電に必要な外国用のアダプターやコンバーターも忘れてはなりません。

3. 予備の部品

旅行が中断することのないよう、必ず予備の部品を携行します。 ドローンで最も損傷しやすい部品といえばプロペラです。航空機が衝突しがちなのはこの部分です。 このため、ほとんどのドローンには予備のプロペラが付属しています。

灯台近くのドローン
写真提供: チェイス・ガットマン氏

小さな予備部品は常に準備しておきましょう。 地球の裏側までドローンを運んだ後に、最も起きてほしくない事態といえば、わずかな部品の損傷や紛失のためにドローンが使えなくなることでしょう。 予備の部品セットを準備しておけば、小さな問題なら容易に解決できます。

4. 梱包

衝撃を受けてもドローンを保護できる専用ケースを入手しましょう。

外装は硬く、内部は発泡プラスチックで内装され、ドローンの各部品を分けて詰めることのできるケースを探します。 所有しているドローンの寸法に合わせて設計されたケースなら、最も効率的に梱包でき、現地でのドローンの組み立ても簡単になります。

また、ポーチ、バックパック、キャリーバッグなど、さまざまな種類のケースから選択し、空撮用のツールキットを作ります。 最近では、最も小さいドローンなら、保護ポーチに入れたうえで別のバッグに収納できます。

小型~中型のドローンの持ち運びに最適化されたドローン用バックパックは、ハイキングなどの活動に適し、飛行機に乗る際にも持ち運べます。 飛行機に乗る際にも持ち運べます。

大型のドローンの場合は、外装が硬いキャリーバッグやブリーフケース型のバッグを検討しましょう。 この場合は重くはなりますが、手荷物として預けたり長期間保管するのに最適です。

5. 情報に基づいた飛行

綿密なロケハンを行い、ドローンのバッテリー持続時間に見合う素晴らしい撮影場所とドローン飛行が認可されている空域を探します。

ドローンの飛行を安全かつ合法的に行うには、相応の注意が必要です。 国や州によって法律が大きく異なるため、地域および連邦の法律をよく読み、それに従います。 米国で UAV を飛ばす場合のルールについては、連邦航空局 (FAA) を確認することから始めましょう。

撮影場所を探す場合は、毎日、食事を摂るように空撮画像を眺め、興味を刺激された地点をリストにします。 Google マップを使用して、航空写真から場所を探すとよいでしょう。 Google の航空写真を参照すると、まとまりのある飛行計画を作成できます。 また、背景を想像し、一日を通して光がどのように移り変わるかも考えましょう。

6. スマートな飛行

ドローンの初心者は、まず効果的に操縦する方法を学ぶ必要があります。 初心者が最も避けたいのは、隣家の木に衝突することです。

練習を重ねると、操縦方法を意識しなくても、写真撮影者としてもっと重要なことに集中できるようになります。つまり、ドローンを壊すことなく、目を見張るような画像を捉えたり、息をのむような映像を撮影することが可能になります。

空撮者は、高価なハードウェアに投資する前に、トレーニング用ドローンで飛行経験を積むことを検討したほうがよいでしょう。 DJI 社、3D Robotics 社などの企業は、仮想フライト・シミュレーターで飛行スキルを磨くことで、最新式のカメラ付きドローンを安全に操縦できるようユーザーを支援しています。

最後に、離陸する場所について念入りに検討します。 たとえミスをしても、飛行機を安全に戻せる余地を残しておいてください。

7. 現場の調査

ドローンを飛ばしたら、周囲の状況を把握することが重要です。 上空から撮影対象を探してください。

ドローン操縦者は、信じられないくらい簡単に「視野狭窄」に陥ります。特定の対象や画像に非常に執着するあまり、背景やドローンの真下に見える壮大で美しい景色を無視してしまうのです。

夕暮れ時のドローンと人
写真提供: チェイス・ガットマン氏

手動または自動飛行モードを利用して対象の周囲を回り、光、構図、背景が融合して見える場所に注意します。

撮影範囲外の場所に移動して、まだ見ていない景色を見てみましょう。 予備のバッテリーでこれらの場所をもう一度訪れ、距離や高さを変えながら、さらに画像のフレームを改善します。

8. 好奇心の受け入れ

人は飛ぶという感覚に憧れるものです。ドローンは、大人の中にも子どもの中にもある憧れの気持ちを呼び起こします。

近所を旅する場合も、世界中を旅する場合も、このリモート制御の飛行カメラは見知らぬ人びとの好奇心をかき立てます。このことを理解し、好奇心を受け入れてください。 そして、カメラ付きドローンのビジュアルや技術的な楽しさをぜひほかの人と共有してください。

目をこらして上空を見てみましょう。 地平線の上でホバリングしているその画期的なテクノロジーが、はるか上空へと飛び立ち、異なる視点から世界を見せてくれます。

 

チェイス・ガットマン氏: 「The Handbook of Drone Photography: A Complete Guide to the New Art of Do-It-Yourself Aerial Photography」の著者Young Travel Photographer of the Year を 3 度受賞。

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